広告媒体側で発行される「広告ID」を入稿URLに付与する方法
各媒体ごとに広告媒体側で発行される「広告ID」をリンクに追加する方法をご紹介します。
Meta広告 | Google広告 | Yahoo! ディスプレイ広告 | Yahoo! 検索広告
Tiktok広告 | Microsoft広告 | LINE広告 | X広告
概要
Robomaに連携した広告データと計測ツール等の成果データを、広告単位で紐づけるためには、広告媒体の「入稿URL(リンク先URL)」に、広告を一意に特定するためのパラメーターを追加する必要があります。
パラメーターは広告ごとにユニークな値である必要があるため、媒体で発行される「広告ID」をリンクに付与することを推奨しています。
付与するパラメーターの制限等はございませんので、「UTMパラメータ=広告ID」という形で付与されていれば、任意のパラメーターをマッチングに利用することが出来ます。
注意点
- このページではGA4で計測できるように「utm_content」パラメーターを使うことを推奨しておりますが、他の計測ツールやパラメーターでも応用可能です。
- 「utm_content」を既に利用されている場合は、「utm_term」などで代用する事も出来ます。GA4では他に「utm_source」「utm_medium」「utm_campaign」などが利用できます。
- パラメーターに日本語は使用しないでください。文字化けしマッチングが出来なくなる場合があります。
Meta 広告
パラメータに入力することで動的な値を取得出来る、ダイナミックパラメーターがあります。
「ウェブサイトのURL」に付与する場合
- 各広告の「リンク先>ウェブサイトのURL」に「utm_content={{ad.id}} 」パラメーターを追加します。
例1:https://xxxx.net/xxxx/?utm_content={{ad.id}}
例2: https://xxxx.net/xxxx/?utm_source=facebook&utm_medium={{placement}}&utm_campaign={{campaign.id}}&utm_content={{ad.id}}
※ {{ad.id}}と挿入することで自動的に広告IDに変換されます。
※ URL直後にパラメーターを付ける場合は「?」、複数のパラメーターのあとに付ける場合は「&」で追加してください。
- 「URLパラメーターを作成」機能を使うと簡単にパラメーターの追加ができます。
「トラッキング」にURLパラメータを付与する場合
- 各広告の「トラッキング>URLパラメーター」に「utm_content={{ad.id}} 」を追加します。
- トラッキングからも、「URLパラメーターを作成」を利用することが出来ます。
Google 広告
- キャンペーン単位でまとめて入稿URLにパラメーターを付与します。
- Google広告の【キャンペーン>設定>その他の設定>キャンペーンURLのオプション】にアクセス。
- 「最終ページURLのサフィックス」に「utm_content={creative}」を追加。
- 【テスト】を押下して実際の広告IDがURLに含まれていることを確認してください。
※ {creative}と挿入することで自動的に広告IDに変換されます。
※ この方法で行うことで広告の再審査を避けることができます。
※ Google広告とGA4のデータ連携を有効にしていると、自動的に「Google広告クリエイティブID」ディメンションに広告IDが保存されます。上記の設定を行ってもデータが上書きされてしまうのでご注意ください。
※ 参考:Google広告ヘルプ:ValueTrack パラメータでトラッキングを設定する
※ 参考:リスティング広告のURLにパラメータを設定する方法と効率的な管理の仕方
Yahoo! ディスプレイ広告
- 各広告の「リンク先URL」に「utm_content={creative}」パラメーターを付与
例1: https://xxxx.net/xxxx/?utm_content={creative}
例2: https://xxxx.net/xxxx/?utm_source=yahoo&utm_medium=display&utm_campaign={campaignid}&utm_content={creative}
※ {creative}と挿入することで自動的に広告IDに変換されます。
※ URL直後にパラメーターを付ける場合は「?」、複数のパラメーターのあとに付ける場合は「&」で追加してください。
※ 参考:Yahoo!広告ヘルプ:トラッキング用パラメータについて【ディスプレイ広告】
Yahoo! 検索広告
- キャンペーン単位でまとめて入稿URLにパラメーターを付与します。
- Yahoo!検索広告の「キャンペーン>キャンペーン設定情報>設定内容を編集>URLオプション」を表示
- 「トラッキングURL」に「{lpurl}?utm_content={creative}」を追加。
例1: {lpurl}?utm_content={creative}
例2: {lpurl}?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign={campaignid}&utm_term={keyword}&utm_content={creative}
※ {creative}と挿入することで自動的に広告トラッキングID(≠ 広告ID)に変換されます。
※ {lpurl}は必ず挿入してください。
- リダイレクトURLを利用している場合は、任意の設定にしてください。
例1: https://tracker.com/redirect={lpurl}?utm_content={creative}
例2: https://tracker.com/redirect={lpurl}?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign={campaignid}&utm_term={keyword}&utm_content={creative}
- 広告名に「広告トラッキングID」を追加。
※「広告トラッキングID」は「表示>表示項目の編集」から選択して表示できます。
※「広告ID」ではなく「広告トラッキングID」で紐づけるために広告名を編集します。
※ 参考:Yahoo!広告ヘルプ:トラッキング用パラメータについて【検索広告】
※ 参考:リスティング広告のURLにパラメータを設定する方法と効率的な管理の仕方
Tiktok 広告
- パラメータに入力することで動的な値を取得出来る「マクロ」を利用します。
- 広告IDを付与するには、各広告編集画面の「誘導先>誘導先URL」からURLに「utm_content=__CID__」を付与します。
- または【編集】ボタンから「URLパラメータを構築」で各パラメータを選択、入力する事も出来ます。
※ __CID__ と挿入することで自動的に広告IDに変換されます。
※ URLに直接入力する際、URL直後にパラメーターを付ける場合は「?」、複数のパラメーターのあとに付ける場合は「&」で追加してください。
※参考:Tiktokヘルプ:UTMパラメータについて
※参考:TikTok広告マネージャーでウェブサイトURLにURLパラメータを追加する方法
Microsoft 広告
トラッキングテンプレート、または最終ページURLサフィックスに「utm_content={AdId}」を付与します。
「トラッキングテンプレート」に付与する場合
- Microsoft の管理画面でメニューから、【設定 > アカウントごとのオプション】を選択します。
- 「トラッキングテンプレート」の項目に、以下のようにパラメーターを追加します。他のパラメーターも付与している場合は、例2のように&で繋いで追加してください。
例1:{lpurl}?utm_content={AdId}
例2:{lpurl}?utm_source=ms&utm_medium=search&utm_campaign={CampaignID}&utm_content={AdId}
【注意点】
- キャンペーン・広告グループ・広告レベルでの設定も可能です。
下位レベルで設定されたトラッキングテンプレートは、上位レベルの設定よりも優先されます。 - アカウント、キャンペーン、広告グループレベルのトラッキングテンプレートの場合は、以下のURLタグを1つ含める必要があります。
{lpurl}、 {lpurl+2}、 {lpurl+3}、 {unescapedlpurl}、 {escapedlpurl}
「最終ページURLサフィックス」に付与する場合
- Microsoft の管理画面でメニューから、【設定 > アカウントごとのオプション】を選択します。
- 「最終ページURLサフィックス」の項目に、以下のようにパラメーターを追加します。他のパラメーターも付与している場合は、例2のように&で繋いで追加してください。
例1:utm_content={AdId}
例2:utm_source=ms&utm_medium=search&utm_campaign={CampaignID}&utm_content={AdId}
【注意点】
- キャンペーン・広告グループ・広告レベルでの設定も可能です。
下位レベルで設定された最終ページURLサフィックスは、上位レベルの設定よりも優先されます。 - 最終ページURLサフィックスにはパラメーターと値のみを記入します。
「?」「&」「#」等の文字から始めることはできません。
※参考:Microsoftヘルプ:アップグレードされたURLを使用したURL追跡
※参考:Microsoftヘルプ:トラッキングや URL パラメーターの使用方法
LINE 広告
- 現状、広告IDのような広告固有のパラメーターを入稿URL(リンク先URL)に自動的に付与することはできません。
- 広告を一意に特定するためには、「キャンペーンID」「広告グループID」「広告名」をセットでパラメーターに追加してください。
- 各広告の「リンク先URL(任意)」に「utm_campaign=キャンペーンID」「utm_term=広告グループID」「utm_content=広告名」パラメーターを追加。
- キャンペーンID、広告グループID、広告名の部分は実際の値を入力してください。
例: https://xxxx.net/xxxx/?utm_source=line&utm_medium=display&utm_campaign=2950401439739&utm_term=7910401439839&utm_content=Ad001
※ キャンペーンIDと広告グループIDは広告作成画面の上部に記載されています。
※ 広告名はスペースや記号なしで記載してください。
※ utmパラメーターは大文字小文字が区別されるため、必ず統一してください。
※ 広告作成後は入稿URLを編集できないのでご注意ください。
X 広告
- 現状、広告IDのような広告固有のパラメーターを入稿URL(リンク先URL)に自動的に付与することはできません。
- 広告を一意に特定するためには、「キャンペーンID」「広告グループID」「クリエイティブ名」をセットでリンク先 URL パラメーターと広告名に追加してください。
- 各広告のリンクに「utm_campaign=キャンペーンID」「utm_term=広告グループID」「utm_content=クリエイティブ名」パラメーターを追加。
- キャンペーンID、広告グループID、クリエイティブ名の部分は実際の値を入力してください。
例: https://xxxx.net/xxxx/?utm_source=x_ads&utm_medium=display&utm_campaign=28715398&utm_term=36141376&utm_content=creative01
※ キャンペーンIDと広告グループIDは広告マネージャの「データをカスタマイズ...」ボタンから表示できます。
※ クリエイティブ名はスペースや記号なしで記載してください。
※ utm パラメーターは大文字小文字が区別されるため、必ず統一してください。
※ 広告作成後は入稿URLを編集できないのでご注意ください。