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Looker Studio フィルタ機能の使い方、正規表現の詳しい解説

Looker Studioで広告データを効率的に絞り込むフィルタ設定方法についてのヘルプです。基本的な一致条件から正規表現を使った高度な検索まで解説します。

Robomaでは、Looker Studio(旧Google Data Studio)のフィルタ機能を使用して、広告データを効率的に絞り込むことができます。このページでは、フィルタの各種一致条件と、実際の広告運用で役立つ設定方法について詳しく説明します。

フィルタ機能とは

フィルタ機能とは、大量のデータから特定の条件に合致する情報のみを表示する機能です。例えば、特定のキャンペーン名や広告媒体のデータのみを表示したり、特定の期間のパフォーマンスデータを抽出したりできます。

フィルタの設定方法

ステップ1:フィルタの追加

  1. Looker Studio でレポートを開きます
  2. メニュー「リソース」から「フィルタの管理」を選択します
    または、特定のグラフや表を選択し、プロパティの「フィルタを追加」を選択します
  3. 「フィルタを追加」ボタンをクリックします

ステップ2:フィルタ条件の設定

  1. ディメンション(項目)を選択:フィルタを適用したい項目(キャンペーン名、媒体名など)を選択
  2. 条件を選択:データの絞り込み方法を選択(詳細は下記参照)
  3. 比較値を入力:検索したい文字列や値を入力
  4. 「保存」をクリックしてフィルタを適用

フィルタの一致条件について

基本的な一致条件

一致条件 説明 使用例
次と等しい 入力した値と完全に一致するデータのみ表示 「Google検索」と入力すると、完全に「Google検索」のデータのみ表示
含む 入力した文字列を含むデータを表示(大文字小文字を区別) 「chrome」と入力すると「chrome」「chromebook」は一致するが「Chrome」は一致しない
次で始まる 入力した文字列で始まるデータを表示 「Chrome」と入力すると「Chrome」「Chromebook」は一致するが「Google Chrome」は一致しない
次に含まれる 指定したリストのいずれかに含まれるデータを表示 「Chrome,Windows,MacOS」と入力すると、これらのいずれかを含むデータが表示

正規表現を使った高度なフィルタ

正規表現(Regular Expression)とは、文字列のパターンを表現するための記法です。より柔軟なデータ絞り込みが可能になります。

よく使用される正規表現パターン

大文字小文字を区別せずに部分一致 

(?i).*image.*
  • 説明:「image」という文字を含むデータを大文字小文字関係なく抽出
  • 一致例:「facebook image」「IMAGE」「Image」など

特定の文字列で始まる

(?i)apple
  • 説明:「apple」で始まるデータを大文字小文字関係なく抽出
  • 一致例:「apple」「Apple」「aPpLe」など

特定の文字列で始まり、その後に任意の文字が続く 

abc.*
  • 説明:「abc」で始まり、その後に任意の文字が続くデータを抽出
  • 一致例:「abc123」「abcXYZ」「abcd」など

部分一致(前後に任意の文字) 

.*abc.*
  • 説明:「abc」を含むデータを抽出(前後に任意の文字があってもOK)
  • 一致例:「abc123」「aabc123」「abcdef」「xyzabcghi」など

広告運用での実践的な活用例

例1:特定の広告タイプのみを表示

目的:「ディスプレイ」に関連する広告のみを表示したい

設定方法

  • ディメンション:「キャンペーン名(ad_campaing_name)」または「広告タイプ(ad_type))」
  • 一致条件:「次と一致する正規表現」
  • 比較値:(?i).*display.*

 

例2:特定のキャンペーン番号で始まる広告を抽出

目的:「2024」で始まるキャンペーンのみ表示

設定方法

  • ディメンション:「キャンペーン名(ad_campaing_name)」
  • 一致条件:「次で始まる」
  • 比較値:2024