任意の期間のデータを取得する方法
スプレッドシートの「コネクテッドシート」機能を使って、BigQueryからデータを取得する際に、あらかじめ任意の期間のみのデータを取得する方法について解説します。
抽出データやピボットテーブルで設定できる期間フィルタ
コネクテッドシート機能を使って、データセットをスプレッドシートにデータを取得した後、抽出データやピボットテーブルでさらに使用したいデータを抽出できますが、その際の日付のフィルタについては制限があります。
設定できる日付フィルタ
抽出データやピボットテーブルで設定できるフィルタは、以下のように「日付」「次より前の日付」「次より後の日付」を選択できます。

いずれかを選択した後は、「本日」「明日」「昨日」「過去1週間以内」「過去1ヶ月以内」「過去1年以内」もしくは、「正確な日付」から選択ができます。

このデフォルトの日付フィルタを使った場合、例えば、「過去1年以内」のデータなどを分析することが可能です。
柔軟な期間フィルタ設定方法
上記の方法ですと、例えば「過去3ヶ月」であったり、「先月月初から今月末」などの設定ができません。
その場合は、BigQueryに接続する際に、クエリで設定する方法で、柔軟な期間フィルタを設定することができます。
[事前準備]期間を設定するシートを作成する
period というシート(シート名は任意)を作成し、開始日と終了日を記入します。
その際に、関数で組むことで、自由度がより高くなります。
先月月初
月末の日付を指定するEOMONTH関数を使って、以下のように月初を指定することができます。今日が2025/12/02の場合、EOMONTH関数でTODAY(),-2をすると2025/10/31を指定するため、そこに1日追加すると、2025/11/01という日付の結果が出ます。この「-2」を「-6」や「-1」などに変更することで任意の日付にすることができます。
=EOMONTH(TODAY(),-2)+1
今月末
今日が2025/12/02の場合、以下の関数の結果は、2025/12/31となります。
=EOMONTH(TODAY(),0)

(参考)関数による日付表記
| 日付 | 関数 |
| 今日 | =TODAY() |
| 前日 | =TODAY()-1 |
| 前々日 | =TODAY()-2 |
| 当月月初 | =EOMONTH(TODAY(),-1)+1 |
| 当月末 | =EOMONTH(TODAY(),0) |
| 前月月初 | =EOMONTH(TODAY(),-2)+1 |
| 前月末 | =EOMONTH(TODAY(),-1) |
BigQueryに接続
データ > データコネクト > BigQueryに接続 を選択します。

プロジェクトを選択後、データセットの画面に遷移すると、「保存したクエリとクエリエディタ」と表示されますので、こちらを選択します。

クエリを記入する
クエリエディタで、「パラメータ」を設定します。
名前はわかりやすい名前であれば、なんでもOKです。
開始日の場合、セル参照を、先ほど設定したperiodのB1を選択してください。

パラメータを設定したのち、Robomaの日付のフィールド「measured_date」に対して、以下のように期間を設定してください。パラメータは「@{パラメーター名}」で入力されます。

※FROMの後の貴社データセット名は、弊社担当までお問い合わせください。
このようにクエリで期間を設定することで、その後の分析がしやすくなりますので、ご活用ください。